昨夜の相場「ベージュブックのネガティブサプライズで米金利急低下」

今日の相場どうでしょう

昨日の相場について、少し振り返ってみましょう。

まず、昨日はドル円の押し目買いを狙っていたんですが、朝方から日経が大きく下落してしまい、押しがしっかりと形成されていました。ただ、今週は特に経済指標が多く発表される週で、6日まで先物も動いているため、基本的には「やらない週」と決めていました。こういう週は、無理に手を出さないほうが賢明です。

それでも、少し試しで少ないロットで押し目買いを仕掛けてみましたが、あまり良い感触ではなく、すぐにストップアウトされました。やはり、こういったタイミングでは焦らず、待つことが大事だと改めて実感しました。特に今週はベージュブックの発表も控えており、それが終わるまでは無理に動く必要はなかったんです。

その後、深夜22時から個別セッションを行っていたんですが、その最中にベージュブックが発表され、米国債の金利が急激に低下しました。これは、景気の減速が示唆され、さらなる利下げが期待されたからです。アメリカはすでに利下げに向かっている状態でしたが、直近ではFRBのパウエル議長が年内の利下げについては明確に言及していなかったため、マーケットにとっては少しサプライズな内容でした。FOMCも近づいているため、しばらくはドル売りの傾向が続きそうです。

また、同じく22時頃にドル円の先物を確認したところ、143円まで下がっていたので、少なくとも買い目線は早々にキャンセルしていました。このように、相場は時に自分の想定外の動きをすることがありますが、その時に柔軟に対応することが求められます。

初心者の皆さんには、こういった週に「無力感」を感じることがあるかもしれません。「何もできなかった」と感じることがあるでしょう。でも、それで大丈夫です。実は、トレードにおいて「やらないこと」を選択するのも、とても大切なスキルなんです。無理にエントリーしてしまうと、かえってリスクが大きくなるだけですからね。こういう時こそ、「休むも相場」という言葉があるように、待つ勇気を持つことが成功の鍵なんです。

焦らず、無理せず、次のチャンスをしっかりと待つことが大切ですよ。

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