FXトレードをしていると、エントリータイミングで悩む人が多いですよね。特にブレイクアウト時なんかは、どこでエントリーすべきか、または見送るべきかで頭を悩ませることが少なくありません。でも、実際のところ、エントリータイミングで迷う理由の大半は、事前に判断基準を明確にしていないことにあります。エントリーする場所で何を基準に判断するのか、それが決まっていないと、いざというときに迷ってしまうんですよね。
さて、エントリー時の判断基準として重要なチャートパターンはたくさんありますが、特に大切なのはたった3つだけです。この3つを押さえておけば、エントリータイミングでの悩みがグッと減ります。今日は、その3つのチャートパターンと、それぞれに対するアクションについて詳しくお話ししますね。
1つ目:そのまま突き抜けていく場合
まず1つ目のパターンは、エントリーポイントで価格がそのまま突き抜けていく場合です。これ、結構シンプルですよね。このパターンは、流れが継続するというシグナルとして捉えられます。だから、迷わずすぐにエントリーすべきです。逆張りを考えていたとしても、このシグナルが出たら逆張りは中止すべきです。流れに逆らうことは、負けトレードを引き寄せるようなものですからね。
例えば、ブレイクアウトが起こり、価格が一気に重要なサポートやレジスタンスを超えていった場合。この場合、流れが継続する可能性が高いので、すぐにエントリーします。この時、できるだけ早くエントリーしないと、そのまま大きな波に乗り遅れてしまうことになります。
2つ目:超えたり超えなかったりする場合
次にやっかいなのが、エントリーポイント付近で価格が超えたり超えなかったりする場合です。このパターン、トレーダーにとっては一番神経をすり減らすシチュエーションかもしれません。というのも、売り手と買い手が一時的に拮抗している状態なので、どちらに動くかが読みにくいんです。
この場合、エントリーは一時的に様子見が無難です。アラートが鳴ったり鳴らなかったりするかもしれませんが、このタイミングで飛びつくのはリスキーです。なぜなら、相場がどっちに動くかがまだ不確定だからです。こういうときは、次のタイムゾーン、例えばアジア時間が終わってロンドン時間が始まったときに再度確認します。そして、もし思った方向に動き出していたら、その動きを確認し、追い風となる情報をすべてチェックした上でエントリーするのが良いでしょう。
要するに、エントリーポイントで価格が行ったり来たりしているなら、次の大きな市場が動くタイミングを待つのが賢明です。それまで様子見をして、無駄なトレードを避けることが大事です。
3つ目:何度も跳ね返される場合
最後に、何度も完全に跳ね返されて、価格が思った方向に行かない場合です。これが起こったら、潔くトレードを中止するべきです。このパターンは、相場がその方向に進むことを拒んでいる強いシグナルと見るべきです。だから、無理にエントリーしようとするのは得策ではありません。
ただし、カウンタートレンドを狙っている場合は話が別です。この場合、逆にその跳ね返りを狙ってエントリーする絶好のチャンスです。例えば、サポートラインで何度も跳ね返されているなら、そこでの買いエントリーを狙うのもアリです。ただし、その際も慎重に判断し、他の要素と併せて確認することが重要です。
エントリータイミングの悩みを解消するために
さて、これらの3つのパターンを理解しておけば、エントリータイミングでの悩みがかなり軽減されるはずです。もちろん、トレードには100%の正解はないので、どのパターンに遭遇したときも、しっかりと自分のトレードプランに基づいて判断することが大切です。
検証を重ねてみて、自分のトレード手法に組み入れてみてください。毎回、第二波で入るというトレーダーもいますが、それだと第一波を逃してしまったり、第二波自体がダマシである可能性もあるので注意が必要です。エントリータイミングは確かに難しいですが、しっかりとした判断基準を持つことで、その難しさを乗り越えることができます。
最後に、トレードはあくまで冷静に、そして一貫性を持って行うことが成功の鍵です。焦って飛びつくのではなく、状況を見極めてから行動することが大切です。それができれば、エントリータイミングで悩むことも少なくなるでしょう。
以上、エントリータイミングに悩んでいる方へのアドバイスでした。是非、自分のトレードに取り入れて、より良い結果を出せるようにしてくださいね。