AIトレード講座
全10回で使いこなす実践ガイド
AIをトレードに活かすと、作業は格段に楽になります。トレードの真実が見え、手法で迷い続けなくてよくなる。ずらしの視点で「チャートに起きていることの原因」を仮説し、検証していく。その循環が、メンタルを安定させ、間違った仮説で突き進むことを防ぎます。
第一回 AI三原則 手法・プロンプト・最新AIを手放さない
この講座は、AIを使ってトレードを「楽にする」ための全10回です。楽にする、とは判断を丸投げすることではありません。情報収集と試行錯誤の速度を上げ、自分の仮説を早く検証できるようにすることです。
先に結論を言います。AIは便利ですが、実はPython(パイソン。パイセンではありません)で書かれたプログラムに過ぎません。ただし、信じられない速さで試行錯誤を繰り返し、人間が面倒だと感じる情報収集を瞬時に行い、プログラミングを一から勉強しなくても使える。トレーダーにとって恩恵が大きいのは、この一点です。
なぜ最初に「原則」が必要なのか
AIは答えらしい文章をすぐに返します。だからこそ、使い方を間違えると「正しいように見える誤り」を量産します。最初に原則を置くのは、ツールの前に自分の立ち位置を固定するためです。
原則1 自分も正しい手法を確立していないといけない
AIは、あなたの代わりに「勝ち続ける必勝法」を発明してくれる存在ではありません。入口となる判断基準が自分にないと、AIの出力を評価できません。押し目なのか、戻りなのか、見送りなのか。最低限、「自分は何を見て、何をしないか」を言葉にできる状態が必要です。
手法が未完成でも構いません。未完成なら未完成だと認め、検証対象にする。それが原則1の実践です。
原則2 常にプロンプトを練り上げ続ける
相場は昨日と同じ顔をして、中身だけが変わります。同じ質問を使い続けると、古い前提のまま答えを受け取ることになります。プロンプトは一度書いて終わりではなく、相場環境が変わるたびに磨き直す道具です。
原則3 最新のAIを試し続けないといけない
モデルも機能も、数ヶ月単位で変わります。昨日使えなかったことが今日はできる、という世界です。「このAIが正解」と固定せず、新しいものは小さく試し、自分のフローに合うかだけを見る。それが原則3です。
- AIは魔法ではなく、高速な試行錯誤と情報整理のプログラム
- 評価軸がないと、出力の良し悪しを判断できない
- プロンプトは相場の変化に合わせて更新し続ける
- 最新のAIは「信仰」せず、「小さく試す」対象にする